川崎市多摩区について
川崎市多摩区は、川崎市を構成する7区のうちのひとつです。
川崎市の最北端にあり、区の北側に流れる多摩川を境にして、東京都と接しています。
そのため、都内各所へのアクセスがよいというメリットを持ちます。
区の南側には川崎市内最大の都市公園である生田緑地も広がり、豊かな自然も広がっているのもひとつの特徴です。
それに付随して、生田緑地内にはレジャー施設も備わっており、地元の人だけでなく県外からも多くの人が訪れる憩いの場となっています。
そして、現在では向ヶ丘遊園駅と登戸駅の2つの再開発事業で注目を集めている多摩区。
川崎市多摩区の人口は、川崎市7区の中で5番目の人口規模となっています。(令和5年時点)
ですが、人口減少している地域が数多い中で、多摩区は人口増加が見られる地域となっています。
自然増減ではなく社会増減による人口増加ですので、転入してくる人が多いということですね。
人口は増加しているものの、1世帯あたりの家族数平均は年々減少しているようです。
令和5年では川崎市の平均よりも低い1.92人であり、つまり、単身者が多いエリアということになります。
65歳以上の人の割合数値も低いため、比較的若い世代が多いエリアでもあるでしょう。
東京に近く、都内の主要駅や横浜駅などへのアクセスに恵まれている多摩区の、働く世代にとっての利便性の高さが伺えます。
★参照:カナタワ
川崎市多摩区の特徴
北に多摩川が流れ、南に多摩丘陵が広がる多摩区は、1972年4月、政令指定都市に移行したのに伴い誕生し、1982年7月に、区の西部が麻生区として分区され、現在に至っています。
「多摩川梨」など全国的に有名だった果樹栽培も、近年は都市化が進み、耕地面積が年々減少しています。
多摩区は、多摩丘陵に位置する生田緑地などにはまとまった緑があり、多くの緑地や農地が残っている地域です。この生田緑地には、岡本太郎美術館や日本民家園をはじめとして、青少年科学館、伝統工芸館などの文化施設が点在し、外国人も訪れる観光名所となっています。四季折々の表情を見せてくれる自然探勝路や野鳥の森、ばら苑など市民の憩いの場となっています。緑地内の枡形山広場には、展望台があり、新宿副都心の高層ビルや富士山、丹沢山系などが一望できます。この他にも、緑化センター、二ヶ領せせらぎ館など緑や水をテーマにした施設があり、自然豊かな区域を形成しています。
2006年には市立多摩病院や登戸駅ペデストリアンデッキ、南北自由通路の整備事業が完了し、登戸行政サービスコーナーがオープンするなど、区民がより生活しやすい環境づくりを推進しています。
★参照:川崎市ホームページ